ガンダムOOの二次創作(小説)サイトです。基本はロクティエ。迷い込まれた方は速やかに、回れ右!をお願いします。
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二期が始まってしまい...非常に書きづらいです、これ(笑)
昨日の放送中のCMを聴いて、歌がうまいのは刹那だけど、アレルヤも思ったよりイケるのではないかと思いました。
中のお二人が...あれなので...余計に、アレルヤが普通に良い感じに聞こえてしまった。
やはり、バンドもの、ボーカルアレルヤありかも。
刹那はフロントマンタイプではないので、コーラスで。
では、いよいよラスト2話。
昨日の放送中のCMを聴いて、歌がうまいのは刹那だけど、アレルヤも思ったよりイケるのではないかと思いました。
中のお二人が...あれなので...余計に、アレルヤが普通に良い感じに聞こえてしまった。
やはり、バンドもの、ボーカルアレルヤありかも。
刹那はフロントマンタイプではないので、コーラスで。
では、いよいよラスト2話。
現場は既に鎮圧されかかっていた。
一塵の風が吹き抜けたかのような残骸が眼下に広がる。
軍事基地…世界は統合へ向けて動いている。かつての三大勢力を一つに纏め、平和維持軍とやらが結成されようとしているらしい。
だが、世界中の国が人類が賛同しているワケではない。
故に、このような悲劇も起こり得る。
反抗勢力による単なるデモンストレーションの一種か、或いは内部分裂か。
どちらにしろ自分達の出る幕でもないし、ソレスタルビーイングは沈黙を守ったままだ。
武力介入はしない。
様子を見るだけだと飛び出して来たものの、最低限の武装を搭載しているのだから、あまりこの場をウロウロしていてあらぬ嫌疑をかけられても困る。
ましてや、後ろの彼は戦闘機だ。
せめて輸送船か何かにしてくれれば良かったのに、と溜め息を漏らした次の瞬間。
大きな爆音と共に半壊状態で残されていた建物が倒壊していく。
誘発が誘発を呼び、あっと言う間に燃え盛る火の海だ。
まるで、何かを跡形もなく葬り去るかのような…。
基地、というからには技術者や戦闘員などの従事者も大勢いるだろうに。
脳裏を先日伝え聞いた情報が流れる。
地上で繰り返されている騒動。狙われているのは主に軍事工場。
軍隊が解散しても、尚も平和維持のためと作り出される兵器。
何と戦う為に?
「これは、外部の攻撃ではないですね…」
冷静な分析が耳に直接語りかけてくる。
爆発が内部からのものだというのは明らかだった。
それにしても、彼は実戦は初めてだろうにまったく憶する事なく…恐らく見えない表情も何時もの感情を押さえたものだろう。
以前の自分がそうだったように。
データ上は経験値があっても、心にはない。
知らないのだ。
戦いがどんな結果を招くのか。
一瞬にして失われる存在が、何なのか。
それを哀しいと思えるのは、私が変わったから。
「…通信が?」
手元のランプが点滅し、雑音に混じって聞き慣れた女性の声が流れてきた。
『…ザザ……ティエリア。聞こえ…ますか? すぐ…離脱を、罠です…』
――罠?
『反抗勢力をおびき出す為に…仕組まれた…逃げて…巻き込まれない…うちに…』
では、あそこは。
初めから無人か未使用の施設だったのか。
躊躇もなく破壊したのは作戦だったから。
反乱が続くのに堪り兼ねた連邦が閉鎖した施設を使って、有力情報などの餌をばら蒔き、網を張って待ち構えていた。
何も知らない反抗勢力の集団が基地を襲った。
背筋から得体の知れない物が這い上がってくる。
何が平和維持軍だ!
殺戮軍ではないか!
―― ああ、ロックオン。
この世界はまだ、貴方の望む世界には程遠い。
私は…。
愚かで下等な生き物を、宇宙は無慈悲に嘲笑う。
貴方はそこにいますか?
「…危ない!」
「!!」
一瞬何が起きたのか分からなかった。
網膜に映る映像を脳が理解する事を拒む。
フラッシュバックする記憶。
動けない自分。
狙いを定めた敵。
何処からか現れた、救い人。
激しく火花を吹き溶解する鉄の塊。
断末魔の叫び。
「…どうして…」
「貴方が、俺に教えてくれたんですよ。宇宙は辛い思い出しかない、と」
でも、俺にとってはこの僅かな時間が、ただ優しく温かい思い出でした。
何より大切な真実です。
壊したくはない。失いたくはない。
そうさ、世界を変える前に、守りたいものがあるんだ。
分かるか? ティエリア。
それはな。
大事な誰かの、笑って生きられる明日だ。
結局、人は身の回りだけで精一杯なんだよ。
そんなちっぽけな人間でも大勢あつまれば、大きな力になる。
きっと何かが出来る。
だから。
「…だから」
生きろ!
「…生きて…ください」
「うわぁーぁぁぁぁぁぁ!!」
己の発したとは思えないものに、全てがかき消された。
一塵の風が吹き抜けたかのような残骸が眼下に広がる。
軍事基地…世界は統合へ向けて動いている。かつての三大勢力を一つに纏め、平和維持軍とやらが結成されようとしているらしい。
だが、世界中の国が人類が賛同しているワケではない。
故に、このような悲劇も起こり得る。
反抗勢力による単なるデモンストレーションの一種か、或いは内部分裂か。
どちらにしろ自分達の出る幕でもないし、ソレスタルビーイングは沈黙を守ったままだ。
武力介入はしない。
様子を見るだけだと飛び出して来たものの、最低限の武装を搭載しているのだから、あまりこの場をウロウロしていてあらぬ嫌疑をかけられても困る。
ましてや、後ろの彼は戦闘機だ。
せめて輸送船か何かにしてくれれば良かったのに、と溜め息を漏らした次の瞬間。
大きな爆音と共に半壊状態で残されていた建物が倒壊していく。
誘発が誘発を呼び、あっと言う間に燃え盛る火の海だ。
まるで、何かを跡形もなく葬り去るかのような…。
基地、というからには技術者や戦闘員などの従事者も大勢いるだろうに。
脳裏を先日伝え聞いた情報が流れる。
地上で繰り返されている騒動。狙われているのは主に軍事工場。
軍隊が解散しても、尚も平和維持のためと作り出される兵器。
何と戦う為に?
「これは、外部の攻撃ではないですね…」
冷静な分析が耳に直接語りかけてくる。
爆発が内部からのものだというのは明らかだった。
それにしても、彼は実戦は初めてだろうにまったく憶する事なく…恐らく見えない表情も何時もの感情を押さえたものだろう。
以前の自分がそうだったように。
データ上は経験値があっても、心にはない。
知らないのだ。
戦いがどんな結果を招くのか。
一瞬にして失われる存在が、何なのか。
それを哀しいと思えるのは、私が変わったから。
「…通信が?」
手元のランプが点滅し、雑音に混じって聞き慣れた女性の声が流れてきた。
『…ザザ……ティエリア。聞こえ…ますか? すぐ…離脱を、罠です…』
――罠?
『反抗勢力をおびき出す為に…仕組まれた…逃げて…巻き込まれない…うちに…』
では、あそこは。
初めから無人か未使用の施設だったのか。
躊躇もなく破壊したのは作戦だったから。
反乱が続くのに堪り兼ねた連邦が閉鎖した施設を使って、有力情報などの餌をばら蒔き、網を張って待ち構えていた。
何も知らない反抗勢力の集団が基地を襲った。
背筋から得体の知れない物が這い上がってくる。
何が平和維持軍だ!
殺戮軍ではないか!
―― ああ、ロックオン。
この世界はまだ、貴方の望む世界には程遠い。
私は…。
愚かで下等な生き物を、宇宙は無慈悲に嘲笑う。
貴方はそこにいますか?
「…危ない!」
「!!」
一瞬何が起きたのか分からなかった。
網膜に映る映像を脳が理解する事を拒む。
フラッシュバックする記憶。
動けない自分。
狙いを定めた敵。
何処からか現れた、救い人。
激しく火花を吹き溶解する鉄の塊。
断末魔の叫び。
「…どうして…」
「貴方が、俺に教えてくれたんですよ。宇宙は辛い思い出しかない、と」
でも、俺にとってはこの僅かな時間が、ただ優しく温かい思い出でした。
何より大切な真実です。
壊したくはない。失いたくはない。
そうさ、世界を変える前に、守りたいものがあるんだ。
分かるか? ティエリア。
それはな。
大事な誰かの、笑って生きられる明日だ。
結局、人は身の回りだけで精一杯なんだよ。
そんなちっぽけな人間でも大勢あつまれば、大きな力になる。
きっと何かが出来る。
だから。
「…だから」
生きろ!
「…生きて…ください」
「うわぁーぁぁぁぁぁぁ!!」
己の発したとは思えないものに、全てがかき消された。
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性別:
非公開
職業:
猫好き
趣味:
読書、ものを作ること
自己紹介:
ガンダムOOのパロディ小説がメイン。
基本はロックオン×ティエリア、甘くはないです。
更新はマイペース。気長にのんびり、大きなお心でお付き合い頂けると嬉しいです。
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