補足

下の↓意味不明な散文の解説。
または、独り言とも言う。
本編の文章を読む前に、ネタバレや裏話を知りたくない方はスルーしてください。

このお話のティエリアは、元人間の女の子で現在はお人形です。
病弱で外の世界を知らなかった少女が、唯一自分のテリトリーにそうとは知らず入り込んできた少年に憧れを抱く。
ところが少女は幼くして事故で還らぬ人に...。

娘の死を嘆き不憫に思った父は、彼女に似せたお人形を作ります。
母親そっくりの容姿をしていたため、そこから年頃に成長した姿を想像し、出来上がったのがティエリア。
彼女は本来お人形ですが、身体の一部に実際の少女の持ち物を使っている。
父親が亡き娘同様に愛し慈しみ育て...
いつしか、お人形は少女そのものになり、蘇った記憶の中に、幼い頃の初恋の少年の面影が。

それが、ロックオンです。
お人形は、口を動かして声を発するのではなく、話しかけたい相手の耳元の空気を超音波のようなもので振動させ、音を生み出す。
ロックオンにだけ、ヒトの言葉同様に聞こえるんですね。
元々この話の彼は感受性の強い人間です。踏み潰された花を悼むような子供だった。
それが、ティエリアを呼び寄せた。
ある意味、運命のふたり、ってことかな。
現在、ロックオンには家族も友人も恋人もいる。普通の生活をしている。
それが、だんだんとヒトの心を持ったお人形ティエリアと恋に落ちて、人間としての日常の幸せとの間で揺れ動く...って感じのお話になる予定です。


最初のネタと随分方向性の違うものになってしまいました。（汗）
何故かファンタジーに。いや、人形が感情を持ってしゃべったらオカルトだ（...映画の見すぎ...）
まあ、よくあることです。（←オイ）

「雨が降る」も、実は、最初ティエリアは男の子でした。
スメラギさんもアレルヤも出てこなくて、短編で、ロックオンは最後生死不明になる、そんな話でした。