ガンダムOOの二次創作(小説)サイトです。基本はロクティエ。迷い込まれた方は速やかに、回れ右!をお願いします。
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久しぶりに、忙しい休日を過ごしました。
いや~、今日はよく働いたよ、自分!(笑)
朝から猫を動物病院に連れて行き(避妊手術後の抜糸のため)、帰宅後その足で隣駅まで買い物、帰ってきてから宅急便の荷造り...夕方からは、晩ご飯の支度と明日のお弁当の下ごしらえ。
しまった、まだ、お米洗ってない。
寝る前に忘れないようにしなきゃ。
第3話です。
タイトルはまだ未定。
※注意書き。
ティエリアは女の子(今まで、これ忘れてた!)
ロックオンは、ニール・ディランディと表記。ティエリアの勤め先の上司。
新入社員な上、ちょっと内向的で仕事の出来ないティエリアさんと、仕事の出来る男・憧れの上司ニールさん。
それでは、どうぞ。
いや~、今日はよく働いたよ、自分!(笑)
朝から猫を動物病院に連れて行き(避妊手術後の抜糸のため)、帰宅後その足で隣駅まで買い物、帰ってきてから宅急便の荷造り...夕方からは、晩ご飯の支度と明日のお弁当の下ごしらえ。
しまった、まだ、お米洗ってない。
寝る前に忘れないようにしなきゃ。
第3話です。
タイトルはまだ未定。
※注意書き。
ティエリアは女の子(今まで、これ忘れてた!)
ロックオンは、ニール・ディランディと表記。ティエリアの勤め先の上司。
新入社員な上、ちょっと内向的で仕事の出来ないティエリアさんと、仕事の出来る男・憧れの上司ニールさん。
それでは、どうぞ。
バスを降りると右手に握りしめたメモに目を落とした。
店を出てくる時、左手に下げた紙袋と一緒にクリスから手渡されたものだ。
「悪いんだけど、これをここに急いで届けてほしいの。主任の許可は取ってあるから、お願い」
お得意先からの注文の品を指定の時間までに届けるのだが、クリスは売り場を離れられないのだと言う。
ティエリアはこの土地の生まれ育ちではないため、地理には明るくない。クリスが一生懸命分かりやすく作成してくれた手書きの地図と目の前の景色を見比べ、やがて目的地に向かって歩き始めた。
時間にも余裕があり受取人は既に指定の場所で待機していたため、初めてのお使いは呆気ないほど簡単に終わった。
笑顔でお礼の言葉を言われ、ホッと胸を撫で下ろして岐路につく。
まさか、自分が店に戻るより先に、今終えたばかりの仕事への苦情が届いているとは知らずに。
「申しわけありません!」
「ティエリアじゃありません。私が間違えて渡したんです!」
揃って深々と頭を下げ、ひたすら謝罪を繰り返す二人の姿に、ニール・ディランディはただ苦笑するばかりだ。
「まあ、そう固くなりなさんな。間違いはあっちゃならんが、彼方さんもそこまでお怒りではない。知り合いだし俺が今から行ってくるから」
「私も行きます!」
宥めるようなニールの言葉に、ティエリアは一歩前へと踏み出す。
「うん? アーデちゃん、一緒に来るか?」
「はい。自分で謝罪に行きます」
新人ならではの真剣さと生真面目さに、彼が嬉しそうに口元を綻ばせた。
支度してこい、と言われ、慌ててロッカールームへと向かった。通勤用と店内業務用では靴を履き替えているためだ。
「人手が減るが、留守番頼むな」
「大丈夫です」
作業に戻ろうとするクリスに労りの声をかけると、ハキハキとした返事が返ってくる。
彼女に取っては自分のミスでもあるのだ。ティエリアだけに行かせるのは申し訳ない気分だろうが、誰も彼も大勢で行く訳にはいかない。
相手が直接会ったのはティエリアなのだから、ここは任せてもらおう。
「そちらはお願いします」
二人の抜けた売り場を引き受けるのが自分の責任だ、とクリスは思う。
時間が時間なので、彼らは閉店までには戻ってこれないかもしれない。気を引き締め仕事を再開する。
ニール・ディランディが時計を確かめ、頃合いを計って出かけて行く後ろ姿を見送りながら、ふと脳裏をあの食堂での会話が掠めた。
仕事もでき人望もあり、自身にとっても尊敬に値する頼りになる上司だ。
少々調子のいい所はあるが、仕事は真剣そのもの。
「...本当なのかなあ...」
思わずため息が漏れた。
あの可愛らしい後輩は、あの人を上司として尊敬し目標とし、更には異性としても慕っている。
あまり思い詰める姿は見たくない。
私なら、ああいう人は選ばないけど。
カップを口元に運ぶ手が緊張のあまりガタガタと震えていた。
結局、碌に謝罪の言葉も口に出来ずに狼狽えるティエリアを押しのけ、ニールが手際よく対処してくれた。
間違いを責められる事もなく、逆に慰められ激励されたくらいだ。
「間違いなんて誰にでもある。もちろん、褒められたことではないが、次は繰り返さないように学んでいけばいい」
「...はい...」
「顔を上げて。せっかくだから、話くらいしよう。何が聞きたい?」
何時もの笑顔で覗き込むように見つめられ、顔が火照るのが分かった。
出来るだけ平静を装うように努めながら質問する。
「何でも、いいんですか?」
「おうよ。聞かれた事にはちゃんと答えるぜ。答えられる事ならな。住んでるのは社員寮だ。年は...」
そんな事は知ってます、とティエリアは心の中で呟きながら表情を緩める。
真面目なのかふざけてるのか判断のつかない表情と声音で、彼は一方的に聞いてない事まで答えていく。
「え~と、独身だ。一応、好みの女性を聞かれたらこう答える事にしてる。”仕事が恋人だ”」
たわいのない世間話から彼の新人の頃の失敗談など、ティエリアの気持ちが解れ、自然な笑顔が戻ってくるまで彼はしゃべり続けた。
チラリと目の前の人物の手元を見ると、男にしては白く奇麗な指でゆったりとした動作でコーヒーカップを持ち上げる。
何をしても絵になる人だと思う。些細な仕草までが愛おしくて胸が締め付けられる。
おまけに温かい人柄だ。人間の器が大きいのだ。
いつの間に、自分はこの人をこんなに好きになってしまったのか。
ティエリアを寮の建物の前で送り届けると、「お疲れさま」と彼は笑った。
今日はもういいから帰れと言い残し、恐らく本人はこれから店に戻るのだろう。
クリスもまだ残っているかもしれなかったが、好意に素直に甘える事にした。
結局、一番聞きたかった事は聞けないまま。
まだ肌寒い夜風が心の中まで染みた。
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非公開
職業:
猫好き
趣味:
読書、ものを作ること
自己紹介:
ガンダムOOのパロディ小説がメイン。
基本はロックオン×ティエリア、甘くはないです。
更新はマイペース。気長にのんびり、大きなお心でお付き合い頂けると嬉しいです。
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