お疲れ様でした...（第２５話）

アニメキャラが死んで、こんなに泣いたのは初めてかもしれない...というくらい、泣きました。
いや、ティエリアは死んでないから！　という、突っ込みはなしで（苦笑）

リボンズをはじめ、イノベイター改めイノベイドですか、皆様がとっても哀れに思えて、彼らのためにも泣いてあげたい気持ちです。
それこそ、ネーナの「造られて、戦わされて」の言葉通り、彼らは生まれてから死ぬまで、戦いしかなく、ほかのことは何も知らなかった。知らされなかった。
リボンズを決して、一方的に嫌な奴だと思えない私は、変わり者なのかな？
それを考えれば、ティエリアとアニューさんはどれほど幸せだったか。同じイノベでありながら、人を愛し、世界を受け入れ、もしかしたら進化できたかもしれない、異色のイノベでしたね。
リジェネ？　彼は、本当に何者だったんでしょう...
ティエリアの補佐のためにいたの？　それともリボンズの良心の別の形？　リボンズだって人間に絶望して道を間違えなかったら、ティエリアもしくはリジェネになれたかもしれないのに。

トレミーのみんなはきっとティエリアは死んだと思っていると思うし、ティエリアもそう思って欲しいんだと思います。
刹那は余計なことは言いそうにない、自分の胸一つに収めそう。
それでも、みんなが彼の事を、存在を、命をかけて平和のために戦った仲間だと、忘れないでいてくれたら、ティエリアもそれで満足でしょう。

サジとルイスは、本当に波乱万丈な普通の一般人からしたら想像もつかないような経験をしたけど、でもだからこそ、二人は真剣に考えたでしょう。
世界のこと、平和のこと、未来のこと、当り前だと信じていた日常のこと。

カティさんとコーラさん、おめでとうございます。心から、お二人には幸せにと、祈ります。
やっぱり生きていたし（笑）

一国の元首として覚悟の足りなかったマリナ姫も、これでようやく真の皇女に。
刹那との出会いは彼女の人生を大きく変えた、決して無駄ではなかったと信じたい。
戦いしか知らない刹那も、戦いを否定したい自分も、望みは同じ。道が交わらないと言うけど、そんなことはないです。
長い目で見れば、貴方がこれから目指していくものも、刹那が進む道も、ちゃんと同じ未来につながっている。
頑張ってください。

アレルヤとマリーちゃん。二人は、戦いが終わって生き残ったら、多分戦場を離れるだろうなと予測していましたが、やはりそうでしたか。
世界を変えるためとはいえ、自分の犯した罪は消えない。それを悔い改めるための巡礼でしょうか。
戦う舞台は変わっても、彼らも彼らなりの戦いを続けるはず。
（もしかしたら、劇場版には出てこないかも？）

CBに残ったみんなも、多くの犠牲の上に成り立った未来を、まだまだ何時爆発するかもしれない未熟で不安定な世界を、どこかで二度とその日が来ないように祈りながら、それでも自分達の信じた道を進んでいくのでしょう。

ティエリアは自分の役目は終わったとばかりに、ヴェーダの中へ戻ってしまいました。
もともと、今回のこの戦いのために彼は人間の姿を借りて、私たちの前に現れたのかもしれませんね。
ニールさんが、ティエリアの正体をどこまで知っていたのか、本当に謎のままですが...、もしこの事実を知っていたとしたら。
人類として進化し、世界を、未来を切り開く新たな生命体としての役目を刹那に託し、
それらをすべて承知の上で見守る女神さまとして、ティエリアを支え、守ったのでしょうか。
彼は、自分の未来は守れなかったけど、それは刹那や仲間たち、弟のライルに託した。
ニールとティエリアは、命を賭して、世界を、未来を守る礎の一つとなった。
そういう意味では、彼らは似た者同士。
今、やっと、二人は永遠になれたのではないでしょうか。
この件については、勝手な解釈ですが、ティエリアをはっきり女の子にしなかった制作側に感謝ですね。
男と女にしてしまったら、世俗にまみれた人間である私たちの脳には、やはり男女の愛と受け取ってしまったでしょうから。

リボンズ達の人間は下等な生き物というセリフも、ごもっともです。
私たちは分かっていますよ。
それでも、分かり合えると信じてくれたティエリアには、頭が下がります。
これは、私が人間の立場だから言える言葉だとしても。

ティエリアは、ヴェーダとなって今後人類がどう進んでいくのかを見守り、必要とあらばまたヒョッコリ現れそうな気がします。
その時には、もしかしたら、今のメンバーは誰もいない。皆が死んでしまったずっと後の未来かもしれませんが。
姿は見えなくとも、彼はずっと見守ってくれている。
そして、イノベイドさんたちも、普通に人間社会にまぎれて共存している。
アニューさんタイプと、赤髪さん（最後まで名前覚えられなかった）は、確認しました。

だから、

全ての人類の未来に、幸あれ！！