ガンダムOOの二次創作(小説)サイトです。基本はロクティエ。迷い込まれた方は速やかに、回れ右!をお願いします。
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今朝(昨日か?)地震があったらしいですが、会社で聞くまで気づきませんでした。
どれだけ鈍いんだ、自分...。
雷も大雨も、二日続けて凄かったです。近所に河があるから、ちょっと心配。
猫話、13話。今回は苦しみました。
いつもの倍の時間がかかった...まだ苦しみは続く。
刹那、出ました。ティエリアの彼氏?
どれだけ鈍いんだ、自分...。
雷も大雨も、二日続けて凄かったです。近所に河があるから、ちょっと心配。
猫話、13話。今回は苦しみました。
いつもの倍の時間がかかった...まだ苦しみは続く。
刹那、出ました。ティエリアの彼氏?
猫と誤解
「まったく…、来るなら来ると、前もって言え」
ティエリアはぼやきながら、冷えた飲み物を注いだグラスを差し出す。
少年は畳の上に胡座をかき、膝の間で仰向けに寝転がって腕にジャレつく猫を相手に、真剣に遊んでいる。
そのまま上半身だけを捻り、テーブルの上に置かれたグラスを持ち上げると、不思議そうに見上げる猫を余所に喉を鳴らして液体を飲み干した。
自分を睨みつけている女と目が合い、面倒臭そうにジーンズのポケットから携帯を取り出して見せる。
「俺はちゃんと報せたぞ」
開かれた画面には、ティエリア宛てのメール。送信日時はちょうど土曜の夜。
あの時だ。
文面には確かに、「近いうちに訪ねる」と書いてあった。
普段からあまり携帯電話もメールも活用する習慣がなく、あの後も忘れていた。
「見てないお前が、悪い」
「だからって、急に…店まで来なくても!」
「ティエリアがバイトしているのに、興味があった」
事前の知らせに気付かなかったのは自分なので、それに対しては返す言葉もない。
あの日、部屋に帰ってから何をどうしたかさえ記憶が危うかった。
猫も異質な空気を察したらしく、翌朝になっても出掛ける気配を見せなかった。
手紙の返事を持たせたのは翌日の夜。更に翌朝、体調でも悪かったのかと気遣う文面の手紙が返ってきて大いに驚かされた。
顔も名前も知らない他人から、そんな風に心配されるのが妙にくすぐったい。だが悪い気はしない。
「猫を飼ってたのか。知らなかった。連絡寄越さないしな、お前」
「刹那…」
刹那と呼ばれた少年は携帯を閉じ、テーブルの上に置く。
「たまには電話くらいしろ」
「…うん」
突然店に現れ、カウンター前に陣取る彼に邪魔だと告げると、ちよっとした言い合いになった。
もちろん冗談だ。お互いすぐに笑って済ませた。
その時ドアが開き、客が入って来たと感じたのだが、誰もいなかった。
あの人は今日も来なかった。
やはりただの気紛れだったのだ。
「どうした?」
「ううん。何でもない…手紙書かなきゃ」
「手紙?」
猫を間に見知らぬ人物と文通しているのだと説明したら、刹那は意外そうな反応を見せた。
ティエリアが人付き合いを苦手としているのを知っているからだ。
紙を広げペンを走らせる姿に、以前の彼女とは違う言いようのない違和感を感じる。
少し離れている間に、彼女は変わった。
良い傾向なのか、どうかはまだ分からない。
白く細い指が、丁寧に折り畳んだ便箋を首輪に下げた袋に入れる。
空腹も満たされ、たっぷり構って貰って満足した猫は、ドアの前までノロノロ歩いて行った。
開くのを待っている。
察したティエリアがノブを回すと、待ち兼ねたように廊下へと踊り出た。
「へぇ…面白いな。あれで、帰って来るのか?」
刹那の感心した声が響いた。
アレルヤは緊張しきった空気を入れ替えようと、ドアを開けた。
今日のロックオンは何処か違う。口数も少なく、何より下げてきた買い物袋が例のコンビニのものとは違っていた。
機械的な動きで、食事をただ飲み下しているだけだ。
そんなでは味もろくに分からないのではないかと、要らぬ方向に気を回しそうになったが、冗談を言える雰囲気ではない。
気まずさを振り払うように廊下に出た。
ふと、小さな毛だまが勢いよく走って来るのが見え、アレルヤの顔はみるみる綻ぶ。
「来たよ、定期便」
何等変わらない日常が綴られていた。
懐かしい知人が訪ねて来た。猫も喜んでいる、と。
ロックオンは香箱を組んで寛ぐ猫の背中を撫でた。
お前は、いいよな。
猫なら警戒される事なく、誰にも可愛がられる。
あの少女も、自分の猫をこんな風に撫でたり抱き締めたりするのだろう。
明日から、普通に接する事が出来るだろうか。
若い、同年代の彼氏。自分が彼女よりずっと年上なのは明白だ。
垣間見た、黒い癖髪と楽しそうに笑う横顔がちらつく。
「やっぱり、無理だったのかな」
「え、何が?」
猫のおやつにとジャーキーをつまんだアレルヤが、沈み切った友人の呟きに疑問を抱く。
彼が言葉の意味を悟るのは翌日のことだ。
「まったく…、来るなら来ると、前もって言え」
ティエリアはぼやきながら、冷えた飲み物を注いだグラスを差し出す。
少年は畳の上に胡座をかき、膝の間で仰向けに寝転がって腕にジャレつく猫を相手に、真剣に遊んでいる。
そのまま上半身だけを捻り、テーブルの上に置かれたグラスを持ち上げると、不思議そうに見上げる猫を余所に喉を鳴らして液体を飲み干した。
自分を睨みつけている女と目が合い、面倒臭そうにジーンズのポケットから携帯を取り出して見せる。
「俺はちゃんと報せたぞ」
開かれた画面には、ティエリア宛てのメール。送信日時はちょうど土曜の夜。
あの時だ。
文面には確かに、「近いうちに訪ねる」と書いてあった。
普段からあまり携帯電話もメールも活用する習慣がなく、あの後も忘れていた。
「見てないお前が、悪い」
「だからって、急に…店まで来なくても!」
「ティエリアがバイトしているのに、興味があった」
事前の知らせに気付かなかったのは自分なので、それに対しては返す言葉もない。
あの日、部屋に帰ってから何をどうしたかさえ記憶が危うかった。
猫も異質な空気を察したらしく、翌朝になっても出掛ける気配を見せなかった。
手紙の返事を持たせたのは翌日の夜。更に翌朝、体調でも悪かったのかと気遣う文面の手紙が返ってきて大いに驚かされた。
顔も名前も知らない他人から、そんな風に心配されるのが妙にくすぐったい。だが悪い気はしない。
「猫を飼ってたのか。知らなかった。連絡寄越さないしな、お前」
「刹那…」
刹那と呼ばれた少年は携帯を閉じ、テーブルの上に置く。
「たまには電話くらいしろ」
「…うん」
突然店に現れ、カウンター前に陣取る彼に邪魔だと告げると、ちよっとした言い合いになった。
もちろん冗談だ。お互いすぐに笑って済ませた。
その時ドアが開き、客が入って来たと感じたのだが、誰もいなかった。
あの人は今日も来なかった。
やはりただの気紛れだったのだ。
「どうした?」
「ううん。何でもない…手紙書かなきゃ」
「手紙?」
猫を間に見知らぬ人物と文通しているのだと説明したら、刹那は意外そうな反応を見せた。
ティエリアが人付き合いを苦手としているのを知っているからだ。
紙を広げペンを走らせる姿に、以前の彼女とは違う言いようのない違和感を感じる。
少し離れている間に、彼女は変わった。
良い傾向なのか、どうかはまだ分からない。
白く細い指が、丁寧に折り畳んだ便箋を首輪に下げた袋に入れる。
空腹も満たされ、たっぷり構って貰って満足した猫は、ドアの前までノロノロ歩いて行った。
開くのを待っている。
察したティエリアがノブを回すと、待ち兼ねたように廊下へと踊り出た。
「へぇ…面白いな。あれで、帰って来るのか?」
刹那の感心した声が響いた。
アレルヤは緊張しきった空気を入れ替えようと、ドアを開けた。
今日のロックオンは何処か違う。口数も少なく、何より下げてきた買い物袋が例のコンビニのものとは違っていた。
機械的な動きで、食事をただ飲み下しているだけだ。
そんなでは味もろくに分からないのではないかと、要らぬ方向に気を回しそうになったが、冗談を言える雰囲気ではない。
気まずさを振り払うように廊下に出た。
ふと、小さな毛だまが勢いよく走って来るのが見え、アレルヤの顔はみるみる綻ぶ。
「来たよ、定期便」
何等変わらない日常が綴られていた。
懐かしい知人が訪ねて来た。猫も喜んでいる、と。
ロックオンは香箱を組んで寛ぐ猫の背中を撫でた。
お前は、いいよな。
猫なら警戒される事なく、誰にも可愛がられる。
あの少女も、自分の猫をこんな風に撫でたり抱き締めたりするのだろう。
明日から、普通に接する事が出来るだろうか。
若い、同年代の彼氏。自分が彼女よりずっと年上なのは明白だ。
垣間見た、黒い癖髪と楽しそうに笑う横顔がちらつく。
「やっぱり、無理だったのかな」
「え、何が?」
猫のおやつにとジャーキーをつまんだアレルヤが、沈み切った友人の呟きに疑問を抱く。
彼が言葉の意味を悟るのは翌日のことだ。
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HN:
あかり
性別:
非公開
職業:
猫好き
趣味:
読書、ものを作ること
自己紹介:
ガンダムOOのパロディ小説がメイン。
基本はロックオン×ティエリア、甘くはないです。
更新はマイペース。気長にのんびり、大きなお心でお付き合い頂けると嬉しいです。
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